東京コミコン2023

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2022.11.28

東京コミコン2022 感動のグランド・フィナーレ!3年ぶりのリアル開催に67,668人の東京コミコンファンが来場!

3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催する「東京コミックコンベンション2022」(以下、「東京コミコン2022」)が本日ついに最終日を迎えました!

★10:15~セレブ・ステージ:ヘイデン・クリステンセン&ダニエル・ローガン

東京コミコンへの参加は初となるヘイデン・クリステンセン氏は、あの大ヒットSF超大作『スター・ウォーズ』シリーズにて、シリーズの顔ともいえるダース・ベイダー/アナキン・スカイウォーカー役を演じ、世界中で一躍有名となりました。今年配信開始となった同シリーズのドラマ「オビ=ワン・ケノービ」でもダース・ベイダー役として出演している他、映画『ジャンパー』などの人気作にも出演しています。ダニエル・ローガン氏は『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』や『スター・ウォーズ/クローンウォーズ』でボバ・フェット役を務める大人気俳優です。東京コミコンへの参加回数はこれまでの来日セレブの中で最多となり、東京コミコンの“親善大使”も務めています。そんな両氏を迎えて特別ステージが行われました。

ステージ中央奥から大きく手を振って登場した2人は満場の来場者を見て、まずヘイデン氏が「初めて日本に来たのは20年前ですが、皆さん温かくて日本の文化も大好きです。皆さんと心が通じ合えて、みんなとコネクト出来て嬉しいです。」と挨拶すると、ダニエル氏も「今も東京コミコン親善大使もやっていますし、皆さん愛してます!日本大好き!」と親善大使らしい挨拶をしました。
今年、ディズニープラスで独占配信中のドラマ「オビ=ワン・ケノービ」で久しぶりにアナキン・スカイウォーカーを演じたことについてヘイデン氏は「『スター・ウォーズ』にカムバック出来て、ユアン・マクレガーとも再会できて、衣装もまた着られて嬉しかったですし、監督のデボラ・チョウも素晴らしかったです。かなり時間が空いていましたがその間に自分自身も、そして自分の演技も成長したと思います。20年前にやったキャラクターを再び演じられるのは本当に嬉しいです。今回はベイダーのマスクの下にいるアナキンの存在を意識しながら演技していました。」とアナキン再演の喜びと、時間を経た事による演技アプローチの変化も語りました。
ジェダイでもシスでもないボバ・フェットが何故これほど人気があるのか聞かれたダニエル氏は「最初は出演シーンもとても少なかったので、多くの人が自分で彼のバックストーリーやイメージをを想像して楽しんで下さったのが良かったと思います。彼はライトサイドでもダークサイドでも無い存在ですが、子供の頃にジェダイに自分の父親を殺されているので、将来ひょっとしたらダークサイドに行くかもしれないですね。」とボバ・フェットの未来予想まで話して下さいました。なお最初に、目の前で父親の首が切り落とされる役、というのを聞いた時には「グレイト!」と叫び、そのシーンを実際に映画館で観た時には「やったー!」と叫んだそうです。
ヘイデン氏は自身が演じた光と闇のキャラクター(アナキン・スカイウォーカーとダース・ベイダー)に関して、「アナキンが徐々に、見た目も価値観も違うダース・ベイダーにシフトしていく細かい様子を意識して演じました。デザイナーさんの影響も大きく、エピソード2からエピソード3で大きく衣装が変わり、ローブの細かい部分も変わって、顔に掛かっている影も変わっているんです。」と光から闇のキャラクターへの変化のアプローチを語りました。
『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカス氏に関するエピソードを聞かれた二人は、ダニエル氏が「君は全体のストーリーは知る必要は無いから、自分のシーンに集中して」というアドバイスをもらったというエピソードを披露すると、ヘイデンもアナキン役に決定した時に「小僧、この役は君のものだ」と言われて信じられない思いをしたことを披露。そして実際の撮影では「90%がブルー/グリーンスクリーンでの撮影だったのでイマジネーションを働かせないといけなかったのですが、演技は生ものですからとてもやりがいがありました。」という経験談も語りました。
最後に両氏揃って『スター・ウォーズ』の決め台詞「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」と叫んだあと、ダニエル氏が日本語で「マタ、ライネンネ!アリガト!」と言うとアナキン氏も「私もまた来たい!」と力強いメッセージをファンに残してステージを終えました。

★13:00~蝶野正洋✕猪木啓介(アントニオ猪木実弟)バトルトーク

今年初めて東京コミコンに出現した特設リングステージではアントニオ猪木さん追悼トークショーとして実弟の猪木啓介氏と蝶野正洋氏が登壇し、貴重なエピソードを含めアントニオ猪木氏の思い出を語りました。アントニオ猪木氏は11人兄弟の9番目で猪木啓介氏は5歳下で末っ子になります。

猪木啓介氏からは「兄は11人兄弟の中でも一番背が高かったです。兄とはあまり喋らなかったのですが心で通じていました。兄が14歳、私が9歳の時にブラジルに移住。当時は船で48日間掛かりました。兄は砲丸投げと円盤投げで優勝して、それが新聞にも載って、ブラジル遠征中の力道山氏の目に留まってプロレスに誘われました。兄が日本に行った後は、3~4カ月遅れで到着する日本の雑誌を見てその活躍ぶりを見ていて、実際に兄と再会できたのは10年ほど経ってからでした。」と当時の様子が語られました。
蝶野正洋氏からは「自分から見ると大親分のような人です。頭の回転が凄い人。」と言いつつ、「猪木さんは特別な靴を履いていてカンガルー革製の特別な靴で、ひもも毎日取り換えてました。付き人をしている時に靴磨きも仕事の1つで、ある日、猪木さんから「もっといっぱい靴墨を付けてしっかり磨け」と言われてその通りにしたら、対戦相手のディック・マードックが猪木さんに蹴られた部分が真っ黒になりました。」という面白いエピソードも披露頂きました。
猪木啓介さんからも「兄はジョーク好きで、こんなジョークも言ってました。「アメリカの大統領から電話がかかると「もうすぐ到着する、窓から手を出したら自由の女神に触れたよ」と言い、フランスの大統領から電話がかかると「もうすぐ到着する、窓から手を出したらエッフェル塔に触れたよ」と。そしてブラジルの大統領から電話があれば、「窓から手を出したら腕時計が無くなったよ」というものです(笑)。」と蝶野氏も初耳のジョークが披露されました。
そして猪木啓介氏はアントニオ猪木氏の最後の様子を次のように語って下さいました。
「兄が亡くなる前の晩(9/30)、「ドアを閉めてくれ」と言われたので、何か難しい話でもされるのかと思っていたら、兄は目をずっと閉じて、瞬くすると目を開けて、またずっと目を閉じて、を繰り返してそのまま兄は眠りに入ったのですが、翌朝、苦しみも無く逝きました。」

★14:00~セレブ・ステージ:ジョセフ&ジェイミー・キャンベル・バウアー

ジョセフ・クイン氏はイギリスの俳優で、今話題のSFホラードラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4にてエディ・マンソン役を演じ、その印象的なキャラクターから一躍有名になりました。ジェイミー・キャンベル・バウアー氏も同じく「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4にてヘンリー・クリールことヴェクナ役として出演しているイギリスの俳優です。また、あの『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズの若きゲラート・グリンデルバルド役や、『トワイライト・サーガ』シリーズのカイウス役も演じるなど、注目の俳優です。日本でも大人気のお二人による特別ステージが行われました。

ジョセフ氏とジェイミー氏がステージに登場すると立ち見も出るほどの場内から万雷の拍手が起こり、それに応えて「日大好き、日本に来られて良かったです!」と挨拶をして2人はトークセッションに移りました。
また各国の様々なイベントに参加している両氏ですが、ジョセフ氏から「東京はアメイジングでエネルギーがあって大好きです!本当にですよ!」と嬉しい言葉も語ってくれました。
イベント中もお互い合いの手を入れ合い、とても息のあった2人。仲の良さもにじみ出るどころか溢れるほど伝わってくる2人ですが、なぜそんなに仲がいいのか聞かれると、両氏とも「英国人だから」と答えも一緒の以心伝心ぶりで、集まったファンを温かいオーラで包みました。
日本でも大人気のドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の話になると、両氏は「お互いの現場はあまり見たことは無い」という事でしたが、人気ドラマにシーズン4から参加したことについて聞かれるとジョセフ氏は「とても暖かく歓迎してもらったので、凄く演技がし易かったです。」と答えるとジェイミー氏も「私もすんなりグループに迎え入れてもらえました。私は元々ずっとこのシリーズを見ていたので、どう挨拶したらいいか分からなかったのですが、ウィノナ・ライダーさんから挨拶してもらってとても嬉しかったです。」とドラマ参加の最初のエピソードを語って下さいました。なおオーディションではジョセフ氏は自分で撮影した動画を2種類送って応募したそうで、「自撮りビデオは初めての経験だったので、この役をゲットできたのは驚きだった」と語りました。
ジェレミー氏はヴェクナになる時は朝の2時か3時から準備を始めないと朝10時からの撮影に間に合わないそうですが、「でも現場に一番乗りで入れるのはとても気持ちがいい事」とメイクや衣装着用の時間もポジティブに語りました。なお撮影時間は普段10時間くらいだそうですが、「最終日は23時間働いたんですよ」という事も苦にならない様子で語りました。一方ジョセフ氏は「僕は髪の毛だけだから30分くらいでジェイミーより楽だよ。」と道化ました。
劇中でもお馴染みのエディのポーズがどう誕生したのかについてジョセフ氏は「脚本には面白い顔をする、としか書かれてなかったのですが、自然と顔の横に人差し指も付けていて今の定番ポーズになったんです。デビル的ですね(笑)。」と偶然の産物だったエピソードを披露しました。
印象的なギターのシーンでは、ジョセフ氏は「脚本を見た時からこれは絶対楽しい1日になると思っていましたが、現場に行ったらその日は最高の1日になりました!」と答え、もしバンドを組むとしたら相手は?という質問には「ジェイミー!」と即答、すると間髪入れずジェイミーが「俺でいいの?でも俺がオシオシだからすぐに解散しちゃうかもよ(笑)。」と茶々を入れて場内の笑いを誘いました。
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』でジェイミー氏が歌った「ジョアンナ」を少しだけでも今聞かせて欲しい、とリクエストをするとジェイミー氏は「No, No,ダメですよ。あれは私が18歳の時で、34歳になった今はもう出来ないですよ(笑)。でも将来ミュージカルなどに出演出来れば是非日本でもやりたいです。日本の皆さんがとても僕の音楽に興味を持ってくれているのは凄く嬉しい、ありがとう!」と歌唱は遠慮しながらも嬉しい様子でした。
最後に日本のファンへのメッセージとしてジョセフ氏は「素晴らしい3日間で、皆さんのホスピタリティに感謝!すっかり東京にほれ込みました!」、ジェイミー氏は「アメイジングな人たちが本当にいっぱいいて、皆さんが愛して下さって本当に嬉しいです、ありがとう!」と熱いメッセージを贈りました。
なお「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の次のシーズンの事を聞かれた時には、「僕らは何も聞かされてないですが、最高のチームが作っているので楽しみにしていてください。」とジョセフ氏が語るとジェイミー氏は「次の音楽は2年後くらいに発表しようかな。」と語り、最後まで客席も笑と拍手が絶えないトークセッションでした。

★17:30~グランド・フィナーレ

そしてついに3日間に渡った東京コミコン2022を締めくくるステージイベント「グランド・フィナーレ」となりました。時間前から立ち見超満員で待っていた観客の前にまずアンバサダーAKIRA氏が登場、大声援を受けて「3日間もの凄いエネルギーでした。私も実際に色んなブースも見て回りましたが本当に盛り上がっていて、これからの東京コミコンも凄く楽しみになりました。ブースの皆さんやコスプレイヤーの皆さん自身が楽しみながら盛り上げてくださっている事で、会場全体が温かい雰囲気に包まれてましたし、様々な方々の協力でこの3日間盛り上がったと思います。みなさんありがとう!」と挨拶しました。

続いて豪華セレブが次々とステージに登場し、客席からは大きな拍手が巻き起こりました。ステージにセレブが揃ったところで一言ずつ挨拶を頂きました。
マイケル・パレ氏「(日本語で)タノシミマシタ!」
ヴァーノン・ウェルズ氏「(日本語で)マタ、キタイ!」
カレン・ギラン氏「ありがとう!大好き!」
クリストファー・ロイド氏「みんな大好き!永遠にね!」
ヘイデン・クリステンセン氏「アメイジングな経験をありがとう!」
イアン・マクダーミド氏「悪の道に足を踏み入れてくれてありがとう」
ジェームズ・マカヴォイ氏「みんな全員が素晴らしい!たくさんの想いを伝えてくれてありがとう!」
アンディ・サーキス氏「(ゴラムの声で)グラシアス!」
ダニエル・ローガン氏「(日本語で)アリガト!アリガト!マタライネンネ!アリガトウゴザイマス!」
ジョセフ・クイン氏「みんなマジカルタイムをありがとう!」
ジェイミー・キャンベル・バウアー氏「皆さんの温かい心が伝わりました!」
C.B.セブルスキー氏「(日本語で)日本のファンたち、最高!」

セレブたちの日本のファンへの熱いメッセージの後、アンバサダーAKIRA氏からサプライズプレゼントということで、5日前の11月22日が誕生日だったジェイミー・キャンベル・バウアー氏と、明日が誕生日のカレン・ギラン氏にお祝いの花束と東京コミコン2022からの感謝の気持ちを込めた特製ケーキが贈られました。
すると客席からも「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」の大合唱が起こり、両氏は目を丸くして驚きながら大いに喜びました。

その後、MCから「大阪コミコン2023」が2023年の5月5日~5月7日で行われる告知も行われ、大拍手が巻き起こりました。
最後に会場に居る全員んで「東京コミコン、サイコー!」の唱和で3日間様々な「コネクト」を生み出して大盛り上がりとなった東京コミコン2022が閉会しました。

3年ぶりのリアルイベントとして大成功裏に閉幕した「東京コミコン2022」。2023年5月5日(金・祝)~5月7日(日)に開催される初の大阪コミコンにも是非ご期待ください!

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